鋭い眼差し
呼吸を乱さず、一点を集中して見る。
やつは俺にまだ気づいていない。
ゆっくりと獲物に近づく。
どんな状況であれ獲物から目を逸らさない。
また四角い光る板に目を奪われてやがる。
あんな眩しいもの何が面白いのか俺にはわからんな...
ついに背中まで来た。
ここで一気に...!!
「ん?どーしたの?遊んで欲しいの?」
にゃーお!!
くそっ...今回もダメだったか...
次こそは...次こそはっ...
獲物からの優しいなでなでに屈服して
そのまま甘えてしまった...
語り部シルヴァ
10/15/2024, 1:38:38 PM