NoName

Open App

夢を見た
ぼんやりと覚えている
ただ寒空の下ぽつんと2人でそこにいた
名を聞けば答えず
顔はこちらから見えずにいた
私は問うよりも先に
気づけば足が動き出していた
寒空の下は生身の体温を酷く低下させた
陶器のような肌の白さが
満ち足りた星により
酷く輝いてみえた

1/9/2025, 10:08:56 AM