私は琥珀。 隣の席にいるのは、春斗くん。
春斗くんは、頭が良くて、運動神経も良いの。
良いなぁー。私も、春斗くんみたいになりたい。
そう思っていると、チャイムが鳴った。
休み時間だ。
私は、友達もあまり居ないし、
春斗くんとは大違いなんだよなぁ。
だから、いつも通り本でも…
急に、春斗くんがこっちに向かってきた。
私は、びっくりしたけど、
多分私には用はないと思った。
「これ、やるよ」
手に握らされた物は、花びら?
桜の花びらだった。
私はいつもと違う1日を過ごして、今日を終えた。
でも、ベッドから起きた。
窓の外を見ると、朝だ。
そっか。夢だったんだ。
少し残念な気持ちで学校の支度をして、
ふと手を見た。
桜の花びらが。
3/29/2023, 10:10:05 AM