"夜空を駆ける"空一面の星を見た。パチリと瞬くたびに景色が入れ替わる。春夏秋冬。赤く、青く、白く燃える、昔々の星の光。冷たく冴え冴えとした音がドーム型の会場を幾度も跳ね返り、それ自体が意思を持って夜空を駆け回っているようだった。やがて公演時間が終わり、明るくなったプラネタリウムはただただ無機質で。あの静かで騒がしい、不思議な時間が終わってしまったことが惜しく思えた。
2/21/2025, 3:35:09 PM