風邪
きたかぜ小僧の貫太郎
今年も街までやって来たー
ヒューンヒューン
ヒュルルンルン
冬でござんすヒュルルンルン
みんなのうたで「キタカゼ小僧の貫太郎」が流れていた、コタツ虫がなにやら頬を赤らめてその漫画を目で追っている、猫のチャーちゃんがやって来て冷たい鼻先を掌にあてて入れてくれと突っつくいつもの仕草をするかと思ったら膝に上がってきて、顔をあげて両前足を胸の辺りでついて鼻の頭辺りをスンスンやって来た、うん?なんだ?と思いながら悪い気はしなくてチャーちゃんを撫でているけど、どうもさっきから喉が渇くようなイガイガしている、、なんだか寒くて丸まった背中を余計に丸めてコタツに潜り込もうとしたところで、後ろから背中を叩かれる、「風邪だよそら」ばあちゃんが梅昆布茶と風邪薬をテーブルに乗せた、「引き込む前に、気づかんか!」とボヤいてまた台所へ戻った、チャーちゃんはばあちゃんの足元について行った、ばあちゃんとチャーちゃんはテレパシーで会話が出来るようだった。
鼻をすすりながら、梅昆布茶と薬を飲んでその日は早く寝た。
風邪と猫とばあちゃんの想い出。
令和6年12月16日
心幸
12/16/2024, 1:24:54 PM