恋人と夜に買い物へ出掛けたついでに、ドライブに行くことにした。
というか、ゆっくり星を見たいという彼女のリクエストに応えるカタチだから、買い物の方がついでになる。
都会の喧騒から離れて、車を走らせる。
華やかな街灯から遠ざかると、代わりに星々が輝き始めた。
「星、少しづつ増えました……あ!」
「え、なに!?」
周りに車がいないから、ブレーキを踏んで脇に寄せる。
彼女は星を見上げて口を開けていた。
「星、落ちました」
「え、ウソ!?」
しばらくすると、またスゥーっと星が流れていく。
「……」
「……」
ふたりして息を飲みながら流星を見つめた。
間に合うといいな。
彼女とずっといられますようにっていう願い。
おわり
七〇九、流れ星に願いを
4/25/2026, 1:58:48 PM