『星明かり』
空を見上げる
新月の夜
頼りは星の明かりだけ
目は夜に慣れてきたけど
どんなに道が慣れてても
やっぱり見えづらい
慣れた道を歩く
昼間なら踏まないような
田んぼの周りに足が落ちかける
あかりがない分
耳が敏感
風の音や数台の車
久しく聞こえた
虫たちの夜の音楽会
チューニングが始まったばかり
真っ暗の特権
天の川
どれだけ遠くに歩いても
どこから見ても見てられる
「おやすみなさい」
と星の声
昼は寝ている星たちの
仲良く眠る時間です
私もそろそろ
帰って寝よう
夜の散歩、また今度
〜シロツメ ナナシ〜
4/21/2025, 6:21:08 AM