いつもより早く目が覚めた朝。
明日、雨天中止で。
学校行事であれば嬉しいお知らせだったであろう真夜中の通知を、何度も目でなぞる。体育祭も、遠足も、基本外で行われるようなものは、体力を要するから昔からあんまり好きじゃない。
サイドボードに置かれた卓上カレンダー。今日の日付けに貼られた浮かれたシールが、空気も読まずに笑ってる。窓の外は何とも言えない空模様。時計の針はいつもよりゆっくりに見えた。まるで、降り出すのを待ってるみたい。
雨天中止と連絡が来るあたり、この思いの行方はこの空以上に暗雲が立ち込めているのだろう。それでも私は残された可能性にかけて、精一杯準備をする。
〉あいまいな空 22.6.14
6/14/2022, 10:19:07 AM