名無していう名前の名無し🍐

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明日、もし晴れたら。

「雨音が響いているね」

突然、長い間交際している彼から言われた。

その時は空は雨が降った後で晴れていたから

意味が分からなかったから気にもとめなかった。

でもさ、後で気付いたなんて遅いよね。

何がダメだったの?言ってくれれば直したのに。

私達さ、将来について語ったよね?

あの浮かれた気持ちは私だけだったのかな?

貴方と一生懸命選んで買った家具達は私には

大きすぎるよ。リビングで独りは寂しいよ。

「雨が降ってきてほしかった」

でもね、寂しいと感じると同時に"思い出"を思い出すわ

貴方、好きよね。この様なロマンチックな隠語。

確か、貴方が隠語が好きと知ってから猛烈に暗記して

貴方にこう伝えたの、覚えてる?

「海が綺麗ですね」

って、伝えたの。そしたら、貴方は予想外な返事を

したわよね。私、本当にあの時倒れてしまいそう

だったのよ。それくらい貴方が好きだったの。

「僕は山の方が好きです。…ちょっとした冗談ですよ
一緒に泳ぎましょうか?」

それから私達はずっと話してたよね。

「暖かいですね。」

「えぇ、私もそう思っていましたよ」

でも、なんで言ってくれなかったのかなぁ…。

ずっと私達居たじゃない。そんなに信頼されて

なかったのかしら?私、二度も衝撃をくらって心も

壊れそうだったのよ。何度空に飛ぼうとしたか。

でも、何時も空の

「星が綺麗だった」

私は星を見る度に貴方の顔を思い出しては辞めていたわ

あぁ、本当に空は憎たらしい程綺麗だ。

8/1/2024, 4:19:13 PM