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#溢れる気持ち

―――

例え沸騰する鍋に、蓋をしても
沸き立つ音は消えずに
その内、蓋すら押しのけてしまう

...心もそんなもんなら良い
そう思ったのは、何時だったか。

伝えたい二文字は言えない癖に
よく回る口を何度憎んだだろう

...今も、目線の先には彼奴が居る

一歩踏み出せば届くのに
何百歩も離れていると感じる自分は
なんと哀れな事だろう

...嗚呼、
焦がれた匂いが彼奴に届いたなら
それと一緒に
溢れ出そうな音が聞こえてくれたなら

そんな事を想いながら
向けられない笑顔から視線を逸らした




2/5/2026, 11:08:32 AM