桜井呪理

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「木枯らし」

木枯らしが響く

街の間を縫って

人々の間をすり抜けて

体温を

温もりを

奪っていく

手がほんのりピンク色になっている

その冷たい手を

かじかんだ手を

繋いで温めた日

その淡い温もりをくれたあなたは

あの暖かい笑顔をくれたあなたは

もうどこにもいないのですね

「あいたいなぁ」

そっと、小さな声で呟く

白い息が、漂っていた

1/17/2026, 3:03:47 PM