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いつかにあなたは言いました
私たちはもう家族みたいね、と
僕は笑って答えました
家族よりも話しているよ、と
それを聞いたあなたは嬉しそうに笑いました
名前もない些細な夜のことでした

君を誰かに紹介するとして
僕は君を何と形容するでしょうか
友人というには近すぎて
親友というには密やかで
家族よりも踏み入れた
この関係を表すならば
多分僕は君の名前を使うでしょう
君という特別な人間がいるのだと
踏み入れさせないように慎重に線を引いて
わざとその名前を使うでしょう

3/23/2024, 5:24:11 PM