漠然とした感情の正体は、軽薄な恋愛感情なんだと気がついてしまった。どうなりたいも、どうしたいもない。今の距離感が適切なんだ、と鎮座の姿勢を保っている。私は、このまま自身の感情の波に対して、じっと耐え凌ぐことしかできない。それでいて、好かれてはいたいので、人懐っこく、鷹揚としているという体の空疎な自分を演じることで満悦に浸る。その後は酷く虚しい。
幻惑に心を揺さぶられ、胃をぎゅっと掴まれているような不快感が続く。私はとてもずるい。同じ色ならば特に、友情と愛情の境目が、こんなに分かりづらいものになるだなんて思ってもいなかった。
このまま、軽薄な感情のまま自然に消滅してくれ。
4/11/2025, 4:21:56 PM