南葉ろく

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 退屈な先生のHRの話しが終わって、チャイムが鳴れば、放課後の始まりの合図。勝負しているわけでもなし、それでも競い合うかのように、ダッシュで玄関口へ。ランドセルを脇に投げ捨てて、一目散に、ジャングルジムへ向かう。
 到着が遅かった者が、鬼。いつからかできた、わたしたちのルール。終礼のチャイムと同時に始まるわたしたちの自由時間。一日はまだ終わらない。むしろ始まったばかりなのだ。
 燃え盛るようなエネルギーで生きている、命の塊。それが、わたしたち。

テーマ「放課後」

10/13/2024, 7:15:17 AM