青い青い
【白鳥(しらとり)は 哀しからずや 空の青
海のあおにも 染まずただよう】
教科書にも載っている(た?)若山牧水の短歌です。
【白い鳥は哀しくないの?海の青にも空の青にも染まらず、ただ漂っている】という意味ですが、私は「青」を意識する時、いつもこの歌が浮かびます。
海に1羽のカモメが居て、空は青く海もあおい。同じ青ではなく、微妙に違う青(あお)ですが、とにかく青い青い。そのカモメは何を思っているのでしょうか?
反対から見ると、それを見つめている牧水も憂いを抱えていて、カモメに感情移入したとき、なんだか哀しい様子に見えるけど、そうじゃないのかな?と思ったのでしょうか?
海で沖を見つめるのが好きな私は、空の青も海のあおも好きですが、白鳥が居る空と海は、格別に青の美しさが際立つと思います。
No.187
5/4/2025, 8:24:16 AM