夏畑

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『永遠に透明なものが存在しないから』
この世界は、透明と形容できるものが多数存在している。ビー玉、グラス、青春などがある。
世界には、透明なものが数多くあるのに、私は、透明なものを透明と信じることができない。
不純物が混じることなく、透けている、そんな存在は、なかなかいないと私はかんがえている。透明なものは、いつか汚れてしまうからである。青春だってその例に当てはまるとおもっている。最初は、透明でも、人間の裏の部分、劣等感、羨望を感じるようになっていけば、以前のような色は、消えてしまうだろう。ビー玉は、埃をかぶることで、以前のような明るさを失う。グラスは、さまざまな色を受け止めることで、だんだんとその色を失っていく。
 永遠に透明なものなど実は存在しないのではないかと私は、思ってしまう。
 世界が透明だったら、平和なまま、時は、流れていくのだろうと思いたい。
 今は、まだ純粋無垢な子供たちも後々になって、透明を失うのだろうか。
 永遠に透明なものが存在したら、世界に少しくらいは、希望を抱くことができるのかな?

5/21/2024, 6:07:00 PM