光頼

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あなたとわたし
              「雨」
昨日は、雨が降った。そんな大雨では無いが、まあまあ降っていた。
もうやんだし、散歩に行こう。
キキーッ
「ッア」
私は水たまりで足を滑らせ転んだ。その先には大きなトラック…
もう…私も終わりだな
一人で眉をハの字にして、目からは雨を降らし、苦笑いをした。 
「今までありがとう…」





「ここは…どこ?」
【やっと目を開いたか。】
「うん…て、だれ?!」
【?うち?うちはお前さ。そして、お前はうち。】
「…?」
【…っはぁ、たくっは…くし…の…】
【簡単に言えば、うちはうちってこと!…あぁ?】
【なに意味わかんねぇこといってんだよっ!】
「つまり…同一人物…?」
【あぁ、わかってくれてうれしいよ…!】
【ちなみにここは流來星。】
「聞いたことない…」
【だろうな。お前の住んでるチキュウとは真反対だ。】
「なぜわたしはここへ…?」
【主人がピンチな時ここへ呼ぶ、それがうちら、流似じんだ。】
「…?まっまぁ助けてくれありがとう!」
【んっいいよ…!】 
【じゃっ、ばいばい】
「はぁーい!」
「…てか、帰り方…」
「わかんない、!こうなったら…自分の主人に来てもらって聞くしか無い!!」
そして、私は待ち続ける。






流似じんとなのり、




























主人を騙して、帰るために。

11/7/2024, 2:03:58 PM