夜空に次々と打ち上げられていく、色とりどりの花火。
俺は彼女と一緒に花火を見に来ていた。
今日は、緩やかな風が吹いている。
風が肌を優しく撫でてくれて、気持ちいい。
隣を見ると、彼女の髪は風でなびいていて、思わず見とれてしまう。
「どうしたの?私をじっと見て?花火、綺麗だよ?」
俺の視線に気づいたのか、彼女は俺を見て言った。
「花火も綺麗だけど、花火を見ている姿が綺麗だなぁって思ってさ」
「もぉー、さらっとそういうこと言わないでよー」
顔を赤くしながら、俺の肩を軽く叩く彼女。
思ったことを言っただけなのになぁ。
再び空を見上げ、花火を見る。
クライマックスで、沢山の花火が打ち上がり、夜空に無数の光の花が次々と咲く。
俺と彼女は感動の声をあげながら、花火を満喫した。
8/9/2025, 11:23:02 PM