僕は彼氏を痛めつけるのが好きだった。
大好きだからこそ
殴ったりする。僕が付けた痣を見て、
「俺は…っ、貴方のものですっ」
と泣きじゃくりながら言われた。
でも、そんなの日常茶飯事で。
スリルが欲しかった僕は、首を絞めた。
強く強く。
「がぁ…っ、ぐぅっ…」
苦しみに満ちたその顔が最高の僕にとっての媚薬で。
その後__僕は理性が飛んだ。
頭が上手く働かず、欲望のままに
首を絞め、痛めつけた。
「…っひゅ、が…っ」
だんだん呼吸がか細くなってきて、
普段だったら手を離すけど…
その時は手を離すなんて
頭には無かった。
気づいた時にはもう遅かった。
彼氏は息絶えていて、冷たくなっていた。
「…」
僕はその場に立ち尽くした。
僕がこの手で彼氏を殺したんだと。
嗚呼、神様…僕にもう一度チャンスをください…。
3/11/2025, 8:04:54 AM