冬山210

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『冬のはじまり』

冬の初めの体温を
君と分けれたら良いなって
まだ白くならない息は
人混みに紛れて消えた

季節なんて君を止める
理由になんてならなくて
またいつもと同じように
スカート履いて脚を冷やすんだろう

裸足で海まで駆けてって
砂浜に足を取られて
ひりりと焼けた柔肌を
海水に浸して傷を増やすの
そのまま沈んで息を手放すの

消えたくない消えたくないって
頭が喚いてる 煩いな
死にたくない死にたくないって
喉が苦しいの 息ができないの
でも まぁ 慣れたもんだな


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以前趣味で作詞したもの。
お題を見て連想せざるを得なかったので供養。
詞もメロディーも私しか知らない、
世界で私だけが歌える私による歌ですが、
これを読んだあなたは詞だけは知ることができた。
でも残念ながらメロディーはずっと私だけのものです。

11/29/2024, 8:54:18 PM