明日、もし晴れたら
彼は大切な人に会いに行こうと決めていた
彼女とはもう何年も会っていなかったが
手紙のやり取りは続いていた
最後の手紙には彼女の夢が書かれていた
「海を見たい」という彼女の願いに応えるため
彼はその日を待ち望んでいた。
彼は心の中で不安と希望が交錯するのを感じていた
彼女が望む景色を見せられるか 喜んでくれるか
だが それでも彼は信じていた
明日が晴れたら 二人で見る海の輝きが
彼女の瞳にも輝きを取り戻してくれると
そして その日の朝 彼は窓を開けた
青空が広がり 太陽が昇る
彼は笑顔で出かける準備を始めた
彼女の笑顔を思い浮かべながら 明日の希望を抱きしめて彼は新たな一歩を踏み出した
8/1/2024, 10:08:26 AM