烏羽美空朗

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憂鬱だった朝、足元に転がる銀杏、匿ってもらった古本屋、なけなしのお小遣いで買った小説達、死に場所を探した昼、虐められている白い烏、風に飛んでいく原稿用紙の隙間から現れた彼女との出会い、三毛猫親子とおばあさん、秘密の路地裏、はるか彼方のはくちょう座、彼女の最期。

何の変哲もないこの生活道路には、俺だけに見える想い出がこんなにもある。

たくさんの想い出

11/18/2022, 1:34:45 PM