一等星になりたかった。
誰もが羨む素晴らしい星。
絶賛されて拍手と笑顔に包まれる。
おめでとうと誰かに言ってもらえる。
ただあまりにも弱すぎた。
脆弱な何の飾り気もない小さな小さな星屑。
圧倒的光の重力に巻き取られる。
一番星の座は目の前にあるのに。
光はすぐ目の前にあるのに。
その光こそが、その一等星こそが個人だった。
眩しくて悔しくて涙が溢れてきた。
全部中途半端にできないから。
二等星も三等星も僕より輝いてて。
喉奥を貫かれたように苦しかった。
[星に包まれて]
12/30/2025, 12:58:30 PM