真夜中。怖い?楽しい?感じ方は人それぞれだろう。だが私がこの時に抱くのは、嫌悪感だ。大地に立って、上を向く。音がどこかに吸い込まれたかのように広がる静寂。今にも引き込まれそうな、どこまでも暗くどこまでも深い闇。そんな闇が広がる空に眩しいぐらい光り輝く星々。自分の無力さを、孤独さを、嫌なぐらいに思い知らされる。だから私は、幻想的な美しい風景が作り上げられるこの時間が、真夜中が、嫌いだ。「真夜中」
5/17/2023, 12:04:29 PM