緒方

Open App


ちょっぴり肌寒い秋風が、均一に並んだプリーツをなぞってゆく。

18℃の夜に惜しげもなく晒される、白い生足。

首もとを飾る大きな襟が、彼女達の若さを表していた。


もう戻らない確かな青春に、ほんの少しだけ。

未だ尚、その痛みは濃く、色付いたまま。


【過ぎた日を思う】

10/6/2023, 11:27:19 AM