帰りたくない。ミルキーブルーの綺麗な空と岸壁の荒々しさのミスマッチが、私を夢か現実の狭間に押し込める。「誰も知らない南の海に行きたい」ぼやいて二時間で、今日の予定も明日の予定も隅にやり旅に出た。太陽の反射が眩しくて海は穏やかだけど風は冷たくて。午後の潮騒だけでとても静かだった。この時間がずっと続けばいいのに。やっと涙がでて。このまま溶けてしまいたいと思ったんだ。
11/29/2023, 4:49:28 AM