力を込めて
僕の足元が揺らがないように。
例え、誰かが僕を罵ったとしても。
例え、誰かが僕の心を壊そうとしても。
僕自身が崩れ落ちそうになっても。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」の魔法が、かからなくなっても。
零れ落ちた感情を、拾い上げて。見つめ直して。
温かな部分を掻き集めて。
僕と「誰か」を一緒にしないように。
僕は「僕」で在れるように。
この揺らぎそうになるつま先に、最大限の勇気を込めて。震える指先に目を瞑りながら。
この場所に立ち続けるんだ。
10/7/2023, 11:23:05 PM