光る苔

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もしも、青い空から赤い太陽になるのならば、
僕らが春から夏へと走っているということ。
そして、世界がたしかに広がっているということ。

もしも、赤い夕日が白い雲で覆われたのならば、
僕たちが夏から秋へ歩いているということ。
そして、青い空を恋焦がれているということ。

もしも、白い雲が黒い夜空になるのならば、
私たちが秋から冬へと動かされているということ。
そして、夜空の暗さを受け入れるということ。

空が変わるのなら、
僕らもきっと変わっているはずなんだ。
虹が見えるなら、
いつか雨が降っていたということだ。

春から冬へと向かう。
人が変わっても、時代が変わっても、
それだけは変わらない。

空とともに冬へと向かう。
広く遠い青い空から暗く静かな夜の空へと。

冬の先は、春になる。
冬の先は、夏になる。
冬の先は、秋になる。
冬の先は、無になる。

冬の先は誰も知らない。

けれど、向かうのだ。
けれど、進むのだ。
悲しくとも、怖くとも。
-冬へ。

11/18/2025, 8:38:27 AM