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初恋。
「好きです。付き合ってください」
君は、あの日金木犀の木の横で私に言った。
夢かと思うほど幸せで、私は震えた声で
「私なんかで良ければ。」と返事をした。
そこからは映画を見にいったり、動物園に行ったり、遊園地に行ったり、とにかく楽しい時を一緒に過ごした。
毎日一緒に登下校もした。
その楽しい日々が続くと思っていた。
「ごめんね。別れよう」
君は、あの日金木犀の木の横で私に言った。
夢かと思うほど悲しくて、私は震えた声で
「私なんかでごめんね。」と返事をした。

その日から私は金木犀のいい匂いのせいでいつまでも君のことが忘れられない。

#忘れたくても忘れられない

10/18/2023, 11:06:25 AM