『たとえ間違いだったとしても』
※二次創作 BL セリフのみ
「おい、本当にこっちで合ってんだろうな?」
「多分」
「多分てなんだ。記憶があるからルートは全部把握してるって自信満々に言ってただろうが」
「そうだと思ったんだけど、草木が成長してたり、知らない道が開拓されてたりするんだよなぁ」
「おい」
「まあまあ、方角的に街はこっちだから。大丈夫だよきっと」
「ったく、樹海で遭難とかシャレになんねえ」
「水はあるし、木の実や獣もいて飲食には困らないから、道を間違えてたとしても、死ぬことはないよ」
「ざけんな。いい加減まともなベッドで寝てえ」
「それは確かに」
「覚悟はしてたが、ここまで過酷な旅だとはな」
「……今回の旅が終わったら、どこか住むところを探すかい?」
「は?」
「世界を旅する僕の夢に、きみが付き合ってくれるのはすごく嬉しいし楽しいんだ。でも、きみに無理をさせたいわけでもなくて。僕にとって一番大切なことは、きみと一緒にいること。それで、きみが幸せなことなんだ。だから、きみが望むなら」
「お前みたいな好奇心の塊りが、どっかの町に腰落ち着けられるわけねえだろ。我慢できずに出奔するのが目に見える」
「そこは僕だって我慢するよ、さすがに」
「あのな、オレだってお前とおんなじなんだよ。じゃなきゃ、そもそもこんな酔狂な旅にハナから付き合ってねぇっての。分かれよバーカ」
「そっか、ありがとう。大好きだよ」
4/23/2026, 9:06:03 AM