優しいことが、 そのまま正しさであればいいのにと思う。
困っている人に差し伸べる手。 泣いている人に寄り添おうとする温度。 騙さない。 傷つけない。
そんな当然を、 当然として信じていられた頃があった。
けれど大人になると、 世界はそれだけでは回っていられないと、嫌でも知るようになる。
最初から加害したかったわけじゃない者も多い。 ただ、 何度も踏み潰されるうちに、
「先に奪われるくらいなら」 「甘いほうが死ぬ」
「信じた側が負ける」という学習が骨に残る。
やがて人は、 優しさを“隙”として扱い始める。
それは正義ではない。 けれど、 正しいかどうかなんて言っていられないほど、 追い詰められる事ばかりなのが現実なのかもしれない。
優しいことが、 正しいことであってほしいと思う私は子どもみたいだ。
私は、 どうしても大人になりきれない。
題 子供のままで
5/13/2026, 3:19:20 AM