音都

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お題:泡になりたい

「泡になりたい」
こう感じる事は人生でほぼ無いだろう。
そんな中私がこう感じた時の話をしようと思う。

私ばずっと人の邪魔にならないようにことの荒波を立てないように過ごしてきた。
それは何に関しても基本的にそうだった。周りのなんとなくのノリでなった学級代表クラスの人数は31人。ひとつの事を決めようとすると当たり前に喧嘩が起こる。その喧嘩の仲裁役それが私だった。

何年経とうとそれは変わらない。ジャン勝ちが代議委員という謎のルールにより運がいいのか悪いのか、その役割に着くことになってしまった高校2年生。今度はクラスが24人。人数自体は結構減った。喧嘩こそ減ったが無視が増えた。興味が無いのだろう。ジリジリと近づいてくる文化祭。文化委員というまとめ役はいるものの、担任が代議委員も参加しろ。ということになり、それならばやってみようと思うもまぁそう上手くは行かない。分かりきっていたことだった。それなりに上手くまとまるように誘導といっても言い方が悪いが、も頑張った。まぁ結局は仲裁なんだなと感じながら過ごした日が多かった。

仲裁だけしていても喧嘩は必ずどこかしら、何かしらで起こる。私のクラスも起こった。理由は…よく覚えていない。高校生の喧嘩だ。そうそうすぐ治まるわけが無い。しかも私より幾分かも大きい人相手に。どう考えても止められるわけが無い。なのに大人や周りはこっちを見て「早くとめてくれ。」と言わんばかりの視線を向けてくる。出来るものなら既にやってるよ。

『泡になりたい。この場から消えてしまいたい。』

2025/08/06 19:42

8/6/2025, 7:17:24 AM