『1年後、僕らは何してるんだろうね。』
綺麗な笑顔を浮かべて君はそう言った。
なんて僕は答えたんだっけ。……確か、
-今と変わらず、2人で楽しくやってるんじゃないかな
そう答えた気がする。それに対して君は…
『そっかぁ、僕はね色んな子とこうやって
仲良くなれてたら良いなって思ってる!』
そう言ってたな。でもさ、、
-全然違うじゃん。僕らに仲のいい"親友"みたいな友達は
出来なかったし何より、、
ここに居るのは僕一人じゃないか、、
あの日の会話の時、既に君の身体は病に蝕まれていた。
だからあの時彼が言ったことは
絶対に叶う事ない夢に過ぎない。
叶うはず無かったんだ。
なのにどうして、どうして君は、
僕の頭の中でそんなに綺麗に笑って"ユメ"を語るの…?
-1年後の僕らは離れ離れになっちゃったよ。
君は夜空に浮かぶ鮮やかな星に、
僕は"君"という夢に取り憑かれて、囚われてしまったよ。
お願いだから、これが最後でいいから。
あの日みたいに僕の隣で笑って、手を繋いで、
君の存在を感じさせて……
5/9/2023, 8:03:36 AM