自分を信じる力がない。
自信がない。
あなたは素晴らしい人だと賞賛される中で、
私は大した人間ではないと言いたくなる。
けれど、私だってそうだ。
あなたたちは素晴らしい人だと、無条件に、大切な人々の善良さや素晴らしさを称えるとき。
その信頼は、あなた達にとって毒になりえるのかもしれない。
優しい人であればあるほど、
私の言葉は重しになって、あなたを潰してしまう。
私が、今、潰れかけているように。
私たちは、お互いを思い合うばかりに、お互いを潰し合う。
あなたは、素晴らしい。
私は、愚か。
私は知っている。
あなたも同じことを呟くことを。
そうして私たちは、同じ意見を食い違えて、二人とも愚かになるでしょう。
しかし、私は証明出来る。
あなたが、素晴らしい人であることを。
あなたもきっとこう言ってくれる。
私が素晴らしい人であることを。
いいえ、そもそも証明する必要はないのです。
なぜなら私たちの間に争いは生まれない。
私たちは、お互いに愚かで、素晴らしい人。
私たちは、潰しあって争うのではない。
私たちは、お互いの信頼を勝ち取るために、喧嘩をするのです。
自信が無い時は、私を思い出して。
私も思い出しましょう。
分からないことは、分からないままでいい。
答えが出るまで、口を閉ざしてもいい。
まだ、結末にたどり着いていない。
それは神のみぞ知ること。
私もあなたも、分からないことだらけ。
過ちを犯しているかもしれないと怯えなくていい。
自分を信じれない時は、
あなたを信じる私を、どうか信じてください。
5/13/2024, 5:00:38 PM