心に鎖を巻き付けて
鍵をかけてしまった君。
鍵しかその心を開けられないのに
鍵を隠してしまった君。
君が隠した鍵を
取り出して開けてあげるのが
私たちの仕事。
心の内側を覗いて
鍵をどこへやったのか
見る必要がある。
だから短時間で寄り添ってあげれる
人間性が必要。
特殊な訓練を受けた私たちは
その人間性を持っている。
簡単に心の中に入って、
鍵を見つけて開けてしまう。
人の心を粘土のようにいじってしまう。
それが怖くて
私も私に鍵をかけたくなる。
でも無理だった。
私たちは鍵をかけれないように
訓練されていた。
もう嫌だ嫌だ嫌だ。
人の心の内側なんか見たくない。
鍵なんか拾いたくない。
私に鍵をかけてしまいたい。
"Good Midnight!"
決していい真夜中とは言えない
腐ったクソッタレの真夜中。
私は私の心を扱えないまま
人の心を扱っていく。
11/24/2025, 4:13:06 PM