dyux

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闇に一筋の光が射したようだった。
それは盲た目には眩しいほどの光で、一瞬で灼き尽くされてしまった。他の何も目に入らないくらい強烈で、魅せられたが最後、その鮮やかさから視線を逸らせなくなる。
どうしても手に入れたい。
誰しもが焦がれるあの美しいひとを、私などが手に入れられるはずもないのに。頭ではわかっていても、どうしても諦められない。
美しい一番星がこの手に降ってくるのをただ黙って待つしかないのか。
いや、そんなことはできない。もし手を拱いて他の誰かのものになったりしたら、それを横で指を咥えて見ていることになったりしたら。……想像しただけで吐き気がしそうだ。
一番星を落とそう。たとえどんな手を使ってでも。
分不相応?そんなことはわかりきってる。一度手に入れてしまえば誰も気にならないさ。そう、可哀想な一番星が惨めに地上に堕とされるまでの悲しいお話。

5/5/2026, 2:39:28 PM