Lacryma

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何も見えず、何も聞こえない

暗がりの中で、ただ静かに目を閉じている

煌々たる光が生む眩しさに

私は恐れ逃げ出し

安寧と静寂を守る闇夜に隠れ

全てが過ぎ去るのを待っていた

ただ息をすることが、酷く苦しかった

しかし、いかに残酷であろうと

人生とはきっと儚く美しい

足元を微光が照らした

この暗がりを抜け

今度は光の下で生きねばならない

刹那の憩いの中で

世界を照らす光の暖かさに

一体どれほど焦がれたことか

全てを隠し安寧をもたらす闇の静穏たるを

一体どれほど望んだことか

10/28/2024, 5:02:15 PM