漆黒の闇の中うずくまって下を向く大人の僕静かな声で呟く「もう終わらせてしまおうか」その視界に差し出された小さな手に顔を上げると子どもの頃の僕「まだ終わるには早いよ。着いてきて」手を取って先へ進む闇を抜けて明るい場所へ「ほら、世界はこんなに素晴らしい。君はひとりぼっちじゃないよ」その先には笑顔で僕に呼びかける大切な人達がいた『まだ続く物語』●No.13
5/30/2025, 2:42:31 PM