summer

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/星空の下で



君にはじめて会ったのは
二十年前のおとついの星の夜

星あかりなんて
街の灯に消されるね、と
くやしそうに笑って砂浜に裸足
まだつめたい海の水を蹴った

流れ星のような女(ひと)だった
願いをつぶやきながら
君の軌跡をみおくって
ぼくはまだ地上にひとり

君にまた会えるとしたら
おとついの先の二十年の夜の星

世間なんかお構いなしの
宇宙人みたいなきみ
流星のしっぽは消えない尾を引いて
ぼくにいつまでも刻まれてる

4/5/2023, 2:27:54 PM