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繊細な花
4時間目、パソコン教室の空気は体が冷えるように冷たく、私の腕の毛を逆立てた。少しでも気温をあげようと、窓を開けるとなま温い風が私の体の中に入り込んでくるように吹いてきた。
「地球にエアコンをつけられたらなー」
隣の席の彼女がそう呟いた。
差し込む光で立ち上がった僕の目から彼女は見えなかった。

6/26/2024, 8:31:18 AM