結城斗永

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『初夢のメモ』

※昨日の夜に見た初夢の内容です。
脈絡はあるようでないようで、何か意味を見出そうとすれば無理やりにでも、物語は作れそうな夢。ひとまず覚えているうちに内容をそのまましたためます。
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私は役目を終えた古い小学校の壁をよじ登っていた。校舎の端の非常階段は灯台のような細長い円錐台の形。
かつて通っていた学び舎ではないが、どこか懐かしい。
地域のボランティアが労いと感謝の気持を込めて掃除をする中、子どもたちは校舎の壁に太く長い竹のはしごをかけて屋上を目指している。齢の頃は十に満たないくらいだろうか。必死さはなく、遊びの延長のような気軽さがある。
私も彼らと一緒に屋上に向かう。自分の歳は分からないが、恐らく彼らよりは少し大人だ。

屋上に着くと、先に着いていた子どもたちが木組みの櫓を作っていた。櫓と言っても切妻の屋根組だけを取り出したような作りをしている。
屋根の斜面に座る子ども、切妻の下で追いかけっこをする子ども、太い丸太を肩に担いで運ぶ子ども。

ふと場面が変わって、バスの中で揺られている。
扉側の一番前、私が最も落ち着く席。
足元には十本ほどのビニール傘の束。そのなかの一本だけが真っ赤だった。そう言えば抱えて乗ってきた気がする。これまでどこかに忘れてきてしまったものだろうか。
降りる時になって整理券を取っていないことに気づく。
どうやって降りたのかは定かじゃないが、降りるときにはまた傘を忘れてきた。あの赤い傘も。

気づけば近代的な施設。自然光が入り込んできてとても明るい。パステルカラーの色調と、屋根に開いたまん丸のガラス窓。
どうやらショッピングモールの中層階のようで、吹き抜けを見渡しながら行き交う人混みのなかで立ち止まっている。
階下には地下鉄の駅があり、上の方には図書館がある。
私は上を目指さなければと本能的に感じた。

人混みをパルクールのようにすり抜ける。
すれ違いざまに誰かから白い皿を受け取る。
皿にはスライスされた青りんごが数枚に、溢れんばかりの果汁が湧く。
この果汁をこぼさないようにと、体をくねらせ宙を舞う。

大人の頭上を飛び越えて、最上階の図書館にたどり着く。
そこには児童書のコーナーしかなく、まるで幼稚園の一室のような空間で幼い子どもたちが絵本を読んでいる。
リンゴの汁はまだ湧き続けている。
零れなくて良かったと安堵する。

そこで途切れた私の初夢。
意味を見出せそうだが、それは野暮な話。

#新年

1/2/2026, 1:03:25 AM