産まれて間もない、顔を真っ赤にして全身の力の限りに泣く赤ちゃんを見てタイトルを付けるとしたら、私は迷わず『愛を、叫ぶ』とするだろう
まさに「愛の塊」である赤ちゃん
泣くことでしか自分の意思を伝えられない
泣くことは生きることそのものなのだ
生きるために母の愛を懸命に乞う
「私を愛して」と懸命に泣いて乞う
その「愛の塊」の叫びに母の愛がほとばしり、乳を出す
まだ見えぬ目で、その母を見つめ、母の乳と共にその愛でお腹と心を満たす
母もまた、その愛おしさに愛を育むのだ
あのけたたましいほどの『愛の叫び』は
一人では何も出来ない赤ちゃんに神が授けた最強の武器なのだろう
あの赤ちゃんの『愛を、叫ぶ』姿ほど強い愛の叫びを私は知らない
『愛を、叫ぶ。』
5/11/2024, 11:02:29 PM