君が見た景色はどんなだったのかな。
どんな色で、どんな輝きで、どんな物に見えていたのだろう。
僕と君で見たあの花火。キレイだったはずなのに、君は今にも泣きそうな顔をした。花火ではない何かを見ているような。
僕と同じ花火を見ていたはずなのに、君だけの何かを感じている様で少し寂しかった。
でも、君に聞くことなんてできなかった。
そこに踏み込んでしまえば、君は壊れてしまう気がした。
君が見た、感じた、その景色。
僕はいつかわかる日が来るのかな。
君の目から涙が溢れるその前に、君の見た景色を感じたい。
だから、まだ、もう少しだけ、
君の目に映るその景色を見させてほしい。
8/14/2025, 7:11:02 PM