夜空を越えて
私が世界を修復する
謎の使命を老婆に告げられ
寝落ちして
朝目覚めた。
登りきってない弱々しい太陽の照らす
素焼きレンガ作りの粗末な家だ。
昨日と変わらない
食欲をそそる匂いがする
肉を野菜と煮詰めたスープの香りがする
香辛料の匂い
『私は、生姜が好きでね。つい入れすぎてしまうんじゃがのぉ~冬は、温まるじゃろう』
老婆が鍋と皿を持って話しかけてくる
部屋の中に食卓が現れる
『魔法?!』
私は、ビックリして大きな声を出してしまう
『こんなことは、朝飯前じゃて、フフフ、朝ごはんにしようかの』
老婆は、鍋と皿を置き
食卓に焼きたてのパンが現れる
どういう仕組みなのだろう
生姜のきいた野菜とラクダ肉のスープ、焼きたてのパン
『おかわり自由じゃ、たっぷりお食べ』
いつぶりか分からない、お腹いっぱい食べるこの心地良い感覚
幸せを感じる
夜になったら、旅立つからの
旅の用意をしよう
老婆の後を歩き市場へ行く
この街で他の人間が着ている貫頭衣を買ってもらう
目立たぬよう、着替えて再び、市場へ向かう
向こうでは、この街の布が高価で売れるのじゃ
老婆が次々と何に関連も無いような衣食住の品々を買っていく
最終的に荷車まで買っていた。
ラクダ2頭と。。。
ーこの老婆大金持ち?
という疑問を感じながら帰宅する。
老婆は、家に着くと木の枝を取り出し家の周囲に謎の文字を書き始めた。
何をしてるのかと問うと
『夜を越えるのじゃよ』
そう言ってニヤリと笑った。
12/11/2025, 1:05:41 PM