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ミニ小説(1)「だから、一人でいたい。」

雨が降ってた。その日は、ちょうど雨の日だった。傘を差してたね。ずっと一人でいたね。何かあったの? そう友達に聞いてみたんだ。
「そうかな? 私は何かあっても我慢できる方だから! アンタの方も、私頼ってね!」
その子は明るくて、優しい子だった、はずだった。次の日から、その子は変わってしまった。
「ねえ、大丈夫?」
他の子に肩をトントンされてその子は目が覚めた。授業中に眠ってたらしい。
「う…うん。」

いい子って、全部自分で抱え込むじゃん?
誰にも相談できなくて、一人で考えちゃうの。それから、耐えきれなくなって、何かが爆発しちゃうの。

その日の夜、私は見てしまったんだ。夏だから、5年生だからという理由で6時半くらいにおつかいに行ってた。その時ね、見ちゃいけなかった。
誰かが、野良猫の首を絞めてて…うにゃあ、猫のその声が、苦痛に聞こえた。それから、声はしなくなって、誰かがこっちを見たの。まぎれもなく、あの子、私の友達だった。やっぱり、何かを抱え込んでたんだ。
私って、友達失格だよね。
猫の命を、奪わせちゃったんだから。あれ?
また、自分で背負い込む。そして、爆発する。

メッセージ
読んでくれてありがとうございます。下手だと思いますが、読んでくれただけでうれしいです。夢が小説家なので、頑張りたいです。

7/31/2023, 1:06:15 PM