「やば、めっちゃ暗くなってきよる。」
「ほんとやん、そろそろ帰らんと。」
学校からの帰り道、なんとなく家に帰りたくなくて、まだ話がしたくて立ち止まった分岐路。
とりとめもない話は尽きることなく、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。
日が傾いているのはなんとなく気がついていたけれど、今日の区切りをつけたのはアナタだった。
「帰ってからすぐ宿題せんといかん。けどしたくないー。」
「分かる!分からんかったら、連絡しても良い?」
「良いよ!寧ろ教えて!」
少し名残惜しい気持ちを抱いて、最後の話を口にした。
「じゃあね。また明日!」
「じゃねー!」
明日も同じような帰り道になるのだろうけれど、もしかしたら違うのかもしれない。それでもまた明日、あなたと話が出来ると良い。
2024.12.18「とりとめもない話」
12/17/2024, 3:14:37 PM