秋には様々なコトをする言葉がある。
食物読書にスポーツに……冬になる前に色々楽しむ、って意味で色々な秋ができたのかな?
まぁそんなことはそこら辺に置いといて、だ。
多分私は夢を見ている。三日程前に見たクソみたいな悪夢⸺あぁクソ、あの筋肉何なんだよ私は苦手なんだよ!!!⸺ではなく、とっても楽しい夢。好きなだけ食べても体重にならない、夢のような秋の味覚が大量にあるからだ。
すげぇ!旬の食べ物が食べても食べても無くならないし、脂肪になんないし、今まで読んだことある本がずらぁーって並んでて好きなだけ読み返せるから、めっちゃ楽しい!
あっははは〜♪たっのしいー♪
*
細々とした用事で、義姉と話そうと家を訪ねたのだが…。
「あっははは〜♪たっのしいなぁー♪」
「何?あれ」
すっごい上機嫌で家の中を彷徨い歩く義姉を横目に義兄に詳細を聞く。
「あぁ…アイツが持ってきた果物の中に、幻覚作用があるのがあってさ。俺が選別して捨てる前に食べちゃったみたいで、数十分前くらいからあぁなってる。処置は吐かせるか時間経過しか無いだとさ」
「えぇ……つまり、事細かに記録して、正気に戻ったときに教える気なんでしょ。知ってる」
「せぇーかぁい♪せっかくだし、動物の耳カチューシャでも着けさせようかな?」
「えぇ……(引」
流石、義姉の様々なことを記録して眺め続けるのが趣味の義兄。やってることが変態だ。……褒めてるよ?
⸺でもまぁ、義姉が働いてないなら仕方ない。義兄の美味しい紅茶でも飲んでようっと。
【げんかくのあき】
9/26/2024, 1:28:24 PM