青い空がだんだんと変わっていく
僕は空を見上げ1日を振り返る。
今日の僕はちゃんと笑えていたか。
かけられた言葉に受け答え出来ていたか。
同世代、同年の子供を集めた学校は僕にとってとても居心地のいいとは言えない空間だった。
少しでも周囲とズレた言動を起こせばたちまち浮いた存在へと変えられる。
僕はあの空間では居ないものとして、存在を小さくし、目立たないように、人の目になるべく入らないように、注意して生活している。
僕にとってあそこはとてもつかれる場所。
今のちっぽけな僕を包み込むこの場の空気。
とても居心地がいい---
この時間の公園は子供達が帰路につき人が居ない。
青かった空が、世界が赤に染まる。
昔は1人でいるこの時間がとても怖かった事を覚えている。
まるで世界でたった1人取り残されたような、そんな感覚がとても恐ろしかった。
けれども今は---
昼でもなく、夜でもないこのあいまいな時間。
黄昏時は小さな僕の心を優しく包んでくれる温かいものだと僕は知っている---
#あいまいな空
6/14/2022, 6:02:55 PM