Ryu

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あの頃、君の目を見つめると、
熱い想いが心に湧き上がった。
すぐにでも、君に触れたい衝動。
誰にも止められない、二人だけの情熱が燃え盛り、
そして君に問いかける。
「なにガン飛ばしてんだ、コラ」

バイブルはビーバップ。
今考えれば、目があっただけで喧嘩が勃発するという理不尽な状況。
きっと理由なんて何でも良かった。
自分が強いと思われたい一心での愚行でしかなかった。

強さってのはそーじゃないと教えてくれたのはジャッキー・チェン。
強靭な肉体で、あの人たらしの笑顔。
目を見張るアクション、スタント、アクロバット。
すべて、観客を楽しませるために命がけで演じていた。
好戦的なキャラではなく、巻き込まれ系のヒーロー。
間違ってもガンは飛ばさない。

奇しくも今日4/7は、彼の70歳の誕生日。
昨夜はHuluで彼の懐かしいカンフー映画を観た。
若かった。強かった。大好きだった。
時の流れって切ないね。
もう、彼のあんなアクションは見れないんだろうな。

話をビーバップに、いや、人の目を見つめることに戻すと、人と話す時は目を見て話せとか言うけど、あれもどーかと思うんよ。
目を見て話すのは、真剣に何かを訴えたい時だけでいいんじゃないかな。
他愛ない世間話をしてる時に、じっとこっちの目を見つめてくる奴は何か怖い。

目は口ほどにものを言うってゆーし、あんまり眼力強すぎると、もうそれだけでガン飛ばされてるようなもんだよね。
熱い想いが湧き上がって、話をビーバップに戻しちゃうから、目線はさり気なく虚空を漂うくらいがイイと思います。
面接等は除く。

たぶん、こーゆーことじゃないんだろうな、君の目を見つめる、ってのは。
分かってるけど、昼メロじゃあるまいし、ただただ見つめ合うなんて行為はそーそーしない。
時折家猫と見つめ合って逃げられる、それくらい。
ガンを飛ばしてるとでも思われるのだろうか。

強引だが、最後に、
ジャッキー、誕生日おめでとう!

4/7/2024, 2:10:36 AM