récit

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秋の入り口は小さく、そこから織り成される季節の出口は澱みなく真っ直ぐに広がっていく。
その流れは短く、儚い幻のようでもある。

静かに染まっていく葉は夏に置き忘れた言葉。
それは、ずっと探していたのに、いつの間にか心の奥に埋もれていたもの。

ようやく見つけたその言葉の声を、影が迷い込み覆ってしまう前に捕まえておこう。
秋の光が、記憶を呼び覚ますように木々の上に淡く輝いているうちに。

「秋🍁」

9/26/2024, 11:22:01 PM